7/22に行きたかったシンポジウムをPC上でUstreamというシステムの同時中継で見ました。
なんて世の中なのでしょう。その場にいかなくても参加できるのです。
これからの日本の住宅、不動産のあり方を考えようと、気鋭の不動産屋、ディベロッパー、建築家、大学教授、ジャーナリストが集まりパネルディスカッションし、視聴者はツイッターで参加できます。
以前、不動産業界と一般ユーザーの遊離している現状をちらっとこのブログに書いたことがありましたが、この日本では、住宅、不動産が政府や業界の景気対策や売り上げの道具とされていてそこには長期的にみた街づくりや人々の生活を豊かにしていくという発想が欠如して、経済の流れるがままに取引されています。
こうした状況を嘆いているのは私達建築家だけではなく、こと不動産業界の中にも行き詰まりを感じていて問題意識をもっている方がいるのです。
さて、どうすればいいのだろう。
問題は山積みです。
- まず、生活者視点で考えた場合、どうなれば私達の生活が住まいを通して豊かになれるか?
そのためにはまず自分たちの豊かな生活とな何かをイメージしてみよう。
そしてそれをつくるためには何が必要か?現状それを阻んでいるものは何か?を考えてみようと思う。
1. 今回は、私はその一つに“住み替える自由”というものがあると思う。
私達日本人は一旦持ち家をもってしまうと、よっぽど家族の変化などがないと中々引っ越さない。
欧米人は結婚してから7回は引っ越すと言われている。
よって様々な経験値も生まれるので家や街に対する意識も高くなる。(ますます街や住宅は洗練されていく。)
日本は一旦購入したりつくったりした家は、元値より安くしか売却できないのが通常であるので、引っ越す度に(これからどんどん地価は安くなっていくので)税金や手数料もかかり貧乏になることになるので、これからますます引っ越しずらくなる。
なんて不自由な生活だと思いませんか?
もし、生活者視点で考えた場合、豊かになるための一つの方法が“住み替える自由”だと思うのであれば、それを阻んでいるものを解決していかなくちゃいけない。
問題が広範囲に及ぶのでここではとても書ききれないけれど、たびたびこのブログにこのテーマを書き込んでいくので、もし同じことを考えている方がいらっしゃたたらご意見くださいね。