前回は賃貸アパートの中にある、オーナーさんの住居のスケルトンリフォームを紹介させて頂きましたが、今回は外観です。
大概、外観というのは内部に工事金額が多く掛けられるのであまり大掛かりな事ができないというのが実情です。
今回も例外ではありませんでした。
しかし、これからも賃貸アパートを経営されていくにあたり、やはり入居者さんが”住みたい!”と思ってくれるよう、全く手をかけないというわけにはいきません。
Before:工事前のアパート外観です。モスグリーンのタイルが涼しげです。しかし、足元をみると正面オーナー宅入り口はコンクリート塀に覆われちょっと重たい印象。さらにその右横アパート入り口は駐輪場と一緒になっているので、どこか雑然とした印象でした。
そこでオーナー住宅の入る1F道路側はエキスパンドメタルと内部取り外し可能レッドシダーを組み合わせたフェンス。(前はメクラのアルミ既製品のフェンスだったため、閉鎖的でした。)
そして、光をとりいれ、窓を開け放つと風がとおりぬけます。
アパート入り口はお客さんの玄関から続くレッドシダー壁を回し、駐輪場の手前にこの壁があるので、心理的仕切りとなっています。
夜景です。
照明もすべてLEDに変えました。
アパート入り口も間接照明で明るく照らしているので、安心です。
きっと毎晩にぎやかなんだろうな♪
外観は設計一番最後に考えられることが多いのですが、自分達がそこをめざして毎晩帰ってくる場所。
お金かけるかけないではなく、愛着のある,まちに馴染んだり、ときにはインパクトあたえるものをつくっていきたいです。
まず、自分が好きになるものをつくるのが大事ですよね。