最近よくインテリア雑誌などでラスティックという言葉が目に入ります。
辞書で調べてみると‘粗削り’とありますが、使われ方をみていると‘風化した美しさ’やアンティークな‘味が出た’ものに対して使われているように感じます。
つい最近もこのようなラスティックな魅力に溢れたお店を発見してしまいました。
昔シャツ屋さんでショーケースとして使われていた棚に入っているのは日本茶。
なんと創業1653年のお茶問屋さんでした。
いろいろな作家さんの急須が並ぶ棚はイギリスのアンティーク家具だとか。
やはり伝統がある愛されて生き続けているものは国境を超えても相性があうのであろうか?
不思議な調和を醸し出していました。
ラスティックな魅力とは、素材の質感も大事ですが、このように異種のコンビネーションも受け入れるフトコロの深さもあることだと思います。
ただ、一番のスパイスは住人のモノに対する愛情でしょうね。
ここの店長さんとお話していると、如何にお茶を愛しているか、そのためにお茶と合うものは食べ物、、器、家具を含めて何ナノかを探究している姿勢を感じます。
均質化した空間が多い昨今ですが、店舗などによく多用されるラスティック・ワールドはすまいづくりのヒントにもなりそうです。
多いに刺激を受けたお店でありました。