たまにランチをするオーガニックカフェではプロジェクターで映画を流しており、それが今回、建築DVDでした。
20世紀の巨匠と言われる建築家達の建物には終らない、人間への、街への、そして自然への建築を通しての想いや理想が語られ、実際つくられたり実験したりする様が映し出されている。
あまりのスケールの大きさと想いの強さに圧倒される。
今さらながら、コルビジェのユニテ=ダビタシオンはすばらしい。
建物を一つの立体的都市と捉え、その中に集合住宅の他、ホテル、保育園、屋上庭園などをつくり、今でも夏の夜屋上に住民が集まってコンクリートの壁に映し出される映像を楽しむ幻燈会なるものが催されているらしい。
コルビジェは生きてて、この様子をみたらどう感じるのだろう?
あまりにも彼らの時代と社会的、経済的環境が違う現代、街に対する理想はどうやってつくられていくのか?
ちょっと複雑な思いもしながらも、何か忘れていたものを思い出させてくれたDVDでした。
今度住民として参加するコーポラティブハウスには、広いルーフバルコニーがある。
そこで幻燈会をしようと心に決めました。