Blog日記

農の暮らし2→地方での農

先日、熊本にご実家のある方から、親の持っている土地にアパートを建てたいので設計のお願いをしたいとのご依頼がありました。

ご依頼人は普段東京暮らしで熊本にはお母様がお一人でおすまいとのこと。

なんでもヘルパーの資格のあるご親戚に一緒におすまいになってもらって、母親の面倒をみてもらい、ご自分達ご夫婦もたまに里帰りするときに利用したいとのことで、賃貸併用住居ということです。

ここらへんの地域は風光明媚で観光客もおとずれるところらしく、普通にアパートをつくるだけでなく、家庭菜園付きアパートとして付加価値をつけたらどうかと提案しました。

(こうしたアパートは県外からの移住組に人気らしいです。)

お話を聞いてて思ったのですが、これはどこの地方都市にもあてはまる事例だと思います。

地方に実家がありつつも都心での生活をしている私達は、ともすれば親の高齢化や死別とともに帰る故郷の家をなくしてしまいます。

これはとても悲しいことだと思いませんか?

そして、地方に残された親も施設とかに入るのではなく、これからの高齢化社会なるべく自立した生活ができるよう体勢を整えるべきです。

そこで、最近考えているのは地方でのゲスト&シェアハウス&(コミュニケーション、いやしとしての)家庭菜園→農です。

私達都会にすんでいる人たちも実家にかわる、地元のおいしい野菜が食べられるゲストハウスに泊まり、そこでは農業を通して生活を楽しんでいるシェアハウスもあり、皆で収穫をいわったり、季節の行事ができたりするような、ホテルに泊まってても得る事ができない地元ならでは滞在が満喫できるゲスト&シェアハウス。そこには自分達の両親も生活を楽しんでいたりします。

そういうのが、日本の地方都市に沢山できたら、皆さん郷里に帰るのが楽しくないですか?

IMG_3736.jpg最初は私の実家でと思ってましたけど、熊本が第一弾となりそうです。