新 築

光と風が通り抜ける千駄木の立体長屋  街並みをつくる都心狭小住宅


東京、文京区の下町に生まれ育ったご主人は、近年の没個性的な建物の建て替えが蔓延しているこの地域の状況を憂いていた。

親から受け継いだこの家の老朽化に伴う建て替えには、昔からの街並みへのリスペクトを込めて建て替えたいと思っていた。

・和の雰囲気を感じさせるファサード。

・外部を遮断するのではなく、溶け込む建物。

物件情報

物件名 文京区千駄木の新築狭小住宅
建物構造 木造在来工法3階建

クライアント

家族構成 夫婦(50代)

期間・範囲

面積 65.54平米
設計期間 12ヶ月
工事期間 8ヶ月
施工費(インフィル) 3,200万円

その他

採用機器

ACCAレンジフード
TOTOユニットバス

輸入洗面台

仕上げ

レッドシダー外壁、窯業系サイディング

ヒノキ無垢フローリング、
モールテックス床、
珪藻土

東京の古き良き下町の面影を残す千駄木。

限られた敷地を最大限に活かすべく3階建とし、それぞれの階で機能、仕上げを変えることにより、各階違った雰囲気を味わうことができるようにし、限られた空間ながらも楽しんで過ごせる住まいとしました。

しかし階段や吹き抜けなどで建物全体でつながりを感じさせる空間とし、窓や吹抜などを通して外からの光を通し、風が吹き抜け、各階の室内のみならず、街とのつながりも感じることができるものとしました。

1階:広い土間とシックな個室で落ち着いた空間は、寝室などの他  ワークスペースとしても最適。

2階:ロングカウンターのオリジナルキッチンを設けたは室内は吹抜を通して明るいリビング、ダイニング。

3階:全体に琉球畳が敷き詰められた和室は、昼間明るく、夜は間接照明で深海にいるような幻想的な雰囲気。